VCI-100mk2の接続・設定について


生産終了どころかメーカーが消えてしまったので最早直接的な需要は皆無に近いと思いますが、PCDJコントローラーの構造は基本的にはどれも同じですので何かの参考にはなるかもしれません。



「ハードウェアの接続・設定について」

ハードウェア・・といっても繋ぐのはコントローラーとスピーカーくらいなものなのですが、オーディオ出力が複数ある場合は少しだけ注意が必要かもしれません。

VCI-100mk2の場合でしたら、MASTER OUT2とスピーカーを接続する必要があります。MASTER OUT1に接続した場合はキューの音までMIXされて出力されますので注意する必要があります(※これは設定で変更可能ですが)。



次はモニターヘッドホンの設定ですね。VCI-100mk2の場合はヘッドホンアウトのチャンネルを任意で選べるようになっているのですが、素直に3&4に固定しておいた方が楽でしょう。

この3&4というチャンネル番号がTRAKTOR側で違うのがちょっと面倒だったりします。TRAKTORのチャンネル番号は0から始まっていますが、VCI-100mk2の本体表記は1から始まっています。VCI-100mk2の3&4はトラクター側では2&3ということになります。

これで本体の設定は終了です。


「TRAKTORのオーディオ設定について」

これも特に難しいことはありません。

まず、Audio Deviceに「VCI100-mk2 DJ-Controller(※名称は環境で微妙に違ったりします)」を選びます。Audio Deviceは要するにドライバーですね。ドライバーは手動でインストールしても良いですしセットアップウィザードから選択することで勝手に使えるようにもなっています。DAWで使用しているオーディオインターフェイス(※要チャンネル数4以上)を使用しても問題ありません。

PCDJコントローラーを通して音を出す場合は、PCでTRAKTORを起動させるよりも前にコントローラー側の電源を入れておかないとドライバーが認識されないことがあるようです。

後はOutputのチャンネル設定です。モニターアウトのチャンネルを2&3、マスターアウトのチャンネルを0&1に設定しましょう。これで基本的な設定は完了です。VCI100-mk2のMAINをいじればマスタースピーカーのボリュームを操作できるようになっているはずですし、ヘッドホンのキューアウトとMIXも正しく機能しているはずです。




それにしてもVESTAXの続報は全然聞こえませんね。

今更のことではありますがVCI100-mk2は本当に優れたPCDJコントローラーだと思います。機能としてはNIのKONTROL S4には及びませんが、フィット感が良いというか使っていてして違和感が無いというか・・・言葉にするのが難しいのですが「なんか良い」コントローラーですよ。

なんとかして復活してもらいたいとつくづく感じます。
 

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