Ableton Liveで使われるフォルダ・ファイルを学ぶ

Ableton live内で展開されているフォルダとファイルの見方について触れています。わざわざ書くまでもないことなのかもしれませんが、神経質な方だと微妙に気になったりすることが無きにしも非ずです。そういった場合はこのような知識を予め入れておいた方がスムーズかもしれません。


ファイルの拡張子は「気にしない」

Ableton liveでは様々な拡張子のファイルが出てきますが、これらについていちいち気にする必要はありません。


ブラウザを開いていくと多数のファイルが表示されます。

無造作にブラウザを開いていくとどれが音源でどれがエフェクトなのか最初のうちは分からなくなったりします。ここで拡張子を基準にしてデバイスを判断したいことですが、Ableton lneは拡張子でファイル(デバイス)の種類をきっちりと判断することが出来ません。


例えば「alsファイル」はLiveファイルを保存するときのフォーマットとして使うファイルですが、音源としてalsファイルが使われているものも存在します。

この場合はalsファイルの中にalsファイルが入っているということになるのですが何も問題なく使えます。上からalsファイルを使用したからといって全体が上書きされるようなことはありません。

また、Liveはデバイスごとに明確にファイルが統一されていません。例えば「adgファイル」はドラム音源として多く見られる拡張子ですが、ベース音源やエフェクトとしても使われていたりします。

Liveでは拡張子を気にしてくと混乱します。スルーが一番です。

拡張子で判断できるファイルについて

…とはいえ、拡張子で判断できるファイルも無いわけではありません。

「alcファイル」はクリップ(alcのcはクリップ)、「alfファイル」はサンプルです。このふたつはオーディオデータとして使うので、覚えていてもいいかもしれません。また、「amxdファイル」はmax for liveデバイスとなっています。

ドラム音源の見方

通常の音源(?)やエフェクトは項目から順番に選択していくため問題はないと思いますが、ドラム音源はフォルダが混在しているため、慣れないうちは戸惑います。とはいえ、覚えることはほとんどありませんが…。

・Kitには音源割り当て済みのドラムラックが入っている

ドラムラックはサンプラーとして機能するLiveに欠かせない大切な要素ですが、Kitフォルダに入っているファイル、もしくはKitという単語が付いているファイルには既にプリセットされたドラムラックが入っています。


オリジナルのドラムトラックを作るのは結構大変ですので、既存のKITを利用した方が楽ちんです。

・ClipとSampleの違いは「音の長さ」

メインカテゴリーにも分類されている「Clip」と「Sample」ですが、この二つは音の長さが違うだけです。両方ともオーディオファイルとして使用することには変わりません。


Clipは要するに「出来上がったフレーズ」になっており、何小節かの長さを持っています。それに対してSampleは「短いワンショットサウンド」になっているのがほとんどです。

・Drum Hitsは音の種類ごとに細かく分類したもの

「Drum Hits」というフォルダがありますが、このフォルダにはドラム音の種類ごとに音源が入っています。

例えば、キックですと、『606のキック』『909のキック』・・といった様に多くの種類のキックが入っています。スネアやハットといった音源も同様です。音を比較したり、自分でドラムラックを組む時はこのフォルダからアクセスするとスムーズです。


おおむねこのような感じですね。冒頭にも書きましたが実際のトラックメイクとは直接関係はしないのでスルーしてもよい内容ではあります。
 

・新しい感じの記事

0 件のコメント :