Ableton Liveの内蔵音源を学ぶ ①

Liveでの曲制作においては「ブラウザ」からの操作が基本となります。ここから音源を選ぶ、エフェクトをかける、サンプリングしたオーディオファイルを貼る…といった操作を行っていきます。

内蔵音源とブラウザについて

このブラウザは大きく9個の階層に分かれており、機能がそのまま名称として使われています。


この辺りは分りやすくて良いですね。

とりあえず一番上に「Sounds」という階層があるのですが、これは格納されている音源を片っ端から集めている階層なので目的の音源を探すのにちょっと苦労します。一般的な内蔵音源を扱う場合は「Instruments」からアクセスすることになります。


「Instruments」にアクセスすると、全部で11個の項目が出てきます(※liveのバージョンで差があります)。この11個がLiveの内臓音源の種類になっています。

例えばですが、一番上の「Analog」という音源を選ぶと、次に音の種類の一覧が表示されます。


沢山の種類が表示されるので何だか大変な感じがしますが、これらは全て「Analog」という音源のパラメーターを変えて、「Bass」や「Piano」の音を作っているというだけの話です(作るのは知識が要りますが)。
 


上の二つは適当に開いた「Bass」と「Pad」のパラメーターです。設定が違うだけですね。

では、改めて「Instruments」の階層を見てみます。


改めて書く必要もありませんが11個の音源が存在します。

これが例えば音の種類で「Bass」「Pad」「Piano」…と一覧表示されていれば、その中から選んでいけば良いだけの話ですがそう簡単には行きません(※Soundsからだと一覧できますが)。

先ほど「Analog」からベース音源をひっぱってきましたが、「Analog」の下にある「Collison」にもベース音源は存在しています。


そうなると、『AnalogのベースとCollisonのベースの違いって何だろう?』という疑問が生まれてきてしまいますので、それぞれの音源がどう違うのかということを学ぶ必要が出てきます。

これはシンセサイザーの性質の違いが反映されるため色々と難しいです。

ぶっちゃけてしまうと、Ableton Liveの内蔵音源は一切無視して他メーカーのソフトシンセを使った方が様々な面で合理的です。有名ソフトシンセは有名だけに情報を多く参照することが出来ますし、プリセット音もネット上にフリーの物が多数転がっています。

そのようないわけでAbleton Liveの内蔵音源を学んでもあまり意味が無かったりするのですが…まぁ勉強がてらに目を通すのは悪くありません。
 

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