BEAT REPEATの使い方
オーディオエフェクトのひとつである「BEAT REPEAT」です。オーディオエフェクトなので何にでも使えます。これをさえマスターしとけば多少打ち込みが良くなくても何とかなってしまいそうな素晴らしいエフェクトです。素晴らしい反面難しい要素もあったりしますので、いくつかのパターンを作って勉強してみました。
元ネタは上図の簡単なキックの4打ちです。頭を区別するために、一拍にスネア・三拍にタムを置いています。
ビートリピートのデフォルト設定は上のようになっています(V9.1)。
とりあえずこの設定のままサンプルにエフェクトをかけてみます。
①「interval」について
ビートリピートにおける最も基本的なパラメーターは左上の「interval」になります。
まず、このパラメーター下の「1 Bar」という部分に注目します。このBarというのがエフェクトを掛けるレングス(小節)の長さ(周期といった方が適当かもしれませんが)になっています。それを確認した後で一番上に注目すると、半分より少し短めのバーとその下に0/1/2/3という4つの数字を確認できます。
この4つの数字が「1 Bar」1レングスの拍の部分にあたります。
つまり、この設定では『1レングス1拍目(0)から3拍目(2)より少し前までの範囲』でエフェクトを掛けるということになります。
次に同じ設定のまま上図のようにBarを1レングスから2レングスに変更してみます。
黄色いバーが短くなったのが確認できます。
このように聴こえるようになりました。
黄色いバーが短くなったのが確認できます。
1小節目はエフェクトが掛かっていますが、2小節目は掛かっていないのが確認できます。動画化はしていませんが、さらにBarを長くし4小節にすると1小節目はエフェクトが掛かり、2~4小節目は掛からなくなります。
では、次は逆にintervalを短くするとどうなるのかを確認します。
上図のように、Barを1/2にしてみました。黄色いバーが長くなりましたね。
このように聴こえるようになります。いままでは頭(1拍)のスネアがリピートされていましたが、今度は3泊目のタムもリピートされているのが確認できます。
さらに1/2から1/4にしていくと下のようになります。
今までは1拍目スネアと3拍目タムが1/2小節分(2拍分)リピートしていましたが、今度は1/4小節分のリピート範囲(1拍分)の間に収まっているのが分ります。
言葉にするのが難しいのですが、『黄色いバーの長さはエフェクトを当てる割合』を示しているといったところでしょうか。黄色いバーを長くする(エフェクトを大きく掛ける)ためには、intervalを短くするという、逆に近い設定をしなければいけないのが混同してしまう部分かもしれません。
では、次は逆にintervalを短くするとどうなるのかを確認します。
上図のように、Barを1/2にしてみました。黄色いバーが長くなりましたね。
このように聴こえるようになります。いままでは頭(1拍)のスネアがリピートされていましたが、今度は3泊目のタムもリピートされているのが確認できます。
さらに1/2から1/4にしていくと下のようになります。
今までは1拍目スネアと3拍目タムが1/2小節分(2拍分)リピートしていましたが、今度は1/4小節分のリピート範囲(1拍分)の間に収まっているのが分ります。
言葉にするのが難しいのですが、『黄色いバーの長さはエフェクトを当てる割合』を示しているといったところでしょうか。黄色いバーを長くする(エフェクトを大きく掛ける)ためには、intervalを短くするという、逆に近い設定をしなければいけないのが混同してしまう部分かもしれません。
②「Grid」について
次は「Grid」を見てみましょう。上図は最初の基本パターンのGridを1/16から1/8に変更したものです。
1/16 ○○○○|○○○○|○○○○|○○○○
1/8 ○×○×|○×○×|○×○×|○×○×
実際には三拍目の手前でエフェクトがかかる範囲(interval)が終わっているので下のように聴こえています。
1/16 ○○○○|○○○○|○○○○|○○○○
1/8 ○×○×|○×○×|○×○×|○×○×
③「Offset」について
「interval」と「Grid」が終わり、次が「Offset」になります。これは前のものより分り易いパラメーターです。オフセットなので、その名の通りエフェクトの掛かる位置を調整します。『黄色いバーを動かすパラメーター』と捉えると分りやすいです。
最初の設定のままバーを動かしました。三拍目の頭からエフェクトが掛かる設定です。
基本的な設定はこのあたりでしょうか。ここまでは知識的な範囲なので覚える必要がありますが、後は感覚的なパラメーターに近いので感覚で覚えた方が楽かもしれません。音を減衰させたりピッチを変更したりランダム要素を加えたりできます(むしろここからが本番です)。
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