Ableton Live使用時のPCパフォーマンスを向上する

トラック数やエフェクトを増やしていくとあっという間に負荷が上がってしまい、下手をするとフレーズすることも少なくありません。DAWに限ったことではない設定なので、覚えていても損をすることはないはずです。


・電源プランを変更する

最も簡単な方法です、最低でもこれは確認しておきましょう。

コントロールパネルから電源オプションを選び、電源プランを「高パフォーマンス」に設定します。プランが省電力になっている場合はパフォーマンスが完全に発揮できません。

また、ノートPCの場合は内蔵バッテリーが100%でも必ず電源アダプタを接続します。これも十分な電力を安定供給するためです。本気を出すならバッテリー自体も定期的に交換してしまいましょう。バッテリーの劣化も無関係ではありません。

・仮想メモリを切る

メモリを大量に積んでいる場合は仮想メモリをオフにするとシステムが高速化される場合があります。あまりにもメモリ使用量が多くなると逆に遅くなることもあります(不安定になり強制終了することもあります)が、一度は試しておく価値がある設定です。

仮想メモリをオフにする方法(WINDOW7高速化)
http://windows-7-kousokuka.jp/1-29/

・BIOSの設定を変更する

やや高度な知識が必要になります。リスクがあったりなかったりするらしいので自己責任も必要です。

OS下のBIOSから「C1E」と「EIST」の設定を変更します。BIOSに関してはメーカーとバージョンにより設定がちまちまと異なりますが、これらも要するに省電力化をするために使う機能です。高性能なPCほど省電力化されている場合が多いため、パフォーマンスが十分に発揮できません。ひたすらに省電力化を切ってしまいましょう。

・Hyper-Threading technologyを切る

HTTとは、簡単にいえばCPUのパフォーマンスを振り分ける技術のことです。1つのCPUコアを2つあるように見せることが出来ます(仮想コアと呼ばれるもの)。この機能がONになっていると、CPUのパフォーマンスが分散して振り分けられてしまい本来のパワーが発揮できないことがあります。

…とはいえ、全ての場合においてHyper-Threading technologyを切ればパフォーマンスが向上するということはありません。スペック・OSによっては低下する場合もあります。

HTTのON/OFFを確認する方法は幾つかありますが「CPU-Z」を使うのが便利です。CPU-Zは何かと使う機会の多い(と思われる)ソフトですのでインストールしておいても損はありません。

・CPU-Z
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se492853.html


インストール後に、CPUタブの右下の「cores」と「Threads」を確認します。この数字が同じ場合はHTTは機能していません。HTTが機能している場合は「cores」に対して「Threads」が2倍になっていたりします。

ON/OFFの確認はタスクマージャーからも行うことができます。コア数を把握しておけばスレッドの数と比較するだけでOKです。


パフォーマンスタブを見ればスレッドの数が確認できます。
 

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