今更ながらにAbleton LiveとPUSHの組み合わせは凄い

PUSHの利用方法としてはステップシーケンサーとスケール機能が広く知られています。もちろんそれを否定することはありませんが、Liveと組み合わせることでPUSHは便利なMIDIコントローラーにもなります。

最近まで知りませんでしたが、PUSHは他メーカーのソフトウェアシンセのパラメーターを自動マッピングさせることが出来てしまいます。マウスを使う必要もなくなりますし、マクロコントロールも手動でのMIDIアサインも不要です。


シンセへの自動マッピングが行われるMIDIコントローラーといえば、NIが新しくリリースしたMIDIキーボードがありますが、あれはおそらく「NI社のシンセ限定」なのではないでしょうか。PUSHであれば、おそらくですが片っ端からOKです。オムニスフィアもいけます(シンセ側の都合でアサイン出来ない場所もあったりしますが)。

PUSHを利用した自動アサイン方法

これは事前にLive側でデバイスパラメーターを展開しておくだけでOKです。

パラメーターの展開は「Configure」をONにした状態(※パラメーターが緑色になります)で、シンセ側のアサインさせたいパラメーターをクリックすると勝手に増えて行きます。ノブやフェーダーといったパラメーターはほとんどアサイン可能です。ボタンやスイッチ系のパラメーターはアサイン出来ない場合が多いです。


上がパラメーターを展開させたものです。

Liveの隠しコマンドで全てを展開させてしまうことも出来ますが、そこまでやってしまうと混乱するだけなので手動で選んでいく方が最終的には楽になります。展開できるパラメーター数に限りはありませんが、64個までに抑えた方が良いと思います(これはPUSH側の物理的な都合によります)。

展開し終わったらデバイスを保存しいつでも利用出来るようにしておきましょう。これで準備終了です。


あとはPUSH側で上のボタンを2回押せば展開しておいたパラメーターが自動的に読み込まれます。


これだけで上のノブにアサインされます。パラメーターの名前もきちんと表示されていますね。

バンクを切り替えは上の黄色いボタンで行います。結果的に8ノブ×8ボタン=64パラメーターが表示されます(それ以上も可能ではありますがちょっと面倒です)。デバイスパラメーターを展開する時に、8個のパラメーターでグルーピングをしておくと分かりやすいです。


PUSHはとてもフレキシブルですね。値段としてはかなり高額ですが購入を検討する価値はあります。
 

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