Analog Fourの使い方(2) Overbridgeをインストールしよう!

ある意味メインディッシュ!

Elektron製品は全てスタンドアロンで動くようになっていますが、「Overbridge」というプラグインソフトをPCにインストールすることでVSTプラグインの様な操作が出来てしまいます。使用してるDAWによっては使えたり使えなかったりするようですが、Ableton Liveはばっちり対応されていますので使わない手はありません。





例のごとく公式サイト(http://eu.elektron.se/overbridge/)からOverbridgeをダウンロードします。このファイルの中にはOSのアップデートファイル(OS1.21)も入っています、本体のバージョンアップがまだの場合は事前にやっておきましょう。


インストールは普通のプラグインソフトと同様です。インストーラーにそって適当にクリックしていけばプラグインがインストールされます。ドライバインストールの許可が求められたりしますので全て許可して下さい。



次は本体側の設定ですね。グローバルメニューの「SYSTEM」から「UEB CONFIG」を選択します。


「Overbridge MODE」のボックスにチェックを入れれば終了です。この辺りは分かりやすいですね。

あとはAnalog Four本体とPCをUSB接続し、Ableton Liveを起動します。いつもと同じプラグインの場所にElektronというカテゴリーが出来ていますので、その中からAnalog FourをドロップすればOverbridge完了です。





このOverbridgeを使用するとAnalog Fourのシンセパラメーターを一覧して確認できるようになります。Analog Fourは画面が小さいのでこの機能は非常にありがたいです。もちろん、Analog Four側のつまみをいじればOverbridgeにも反映されます。


また、このOverbridgeはMIDI信号も受け付けるようになっていますので、変更したいパラメーターをPUSH等のMIDIコントローラーにアサインさせればより複合的な操作まで可能になります。



Overbridgeはパラメーターの確認だけではなく音色のデータ管理も行えます。これはAnalog Fourユーザーであれば誰でも喜ぶ機能なのではないでしょうか。

内蔵されているプリセット音をAnalog Four本体で確認する作業は結構手間だったりしますが(ボタンを複数回押さないといけません)、Overbridgeであればクリック1発でOKです。また、キットや音色に名前を付ける場合にPCキーボードが使えるというのも地味ですがありがたいです。



また、UEBケーブル1本でマルチトラックレコーディングも可能です。USBケーブルでオーディオデータを送ることが出来るのでオーディオインターフェイスが要らなくなりますね。「マルチ」ですので、当然ながらトラックごとのパラアウト録音も可能です。


このOverbridgeはさらに機能拡張が予定されており、バージョン1.1ではより多機能になるとのことです(現在はバージョン1.0)。予定では2015年秋とのことなのでもうすぐですね。

(参考URL) http://info.shimamura.co.jp/digital/special/2015/04/53785




※オーディオインターフェイスのエラーが出る場合の対処法

何故だか分かりませんが、OverbridgeをインストールしたらLive内のオーディオインターフェイス(US-366)でエラーが発生するようになりました。PCではきちんと認識・動作しているのですが、Live内だけで使えないという状態です。

あれこれ試していると、一度Overbridge及びUS-366のドライバを削除し、Overbridge→US-366の順で再度インストールすると使えるようになりました。live内でドライバの競合のようなものが起きているのかもしれません。
 

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