EMX-1を使ったシンセサイザー知識⑧ (LFOについて)

少しEMX-1から脱線しますが、「LFO」についてのトピックスです。

上の二つを見比べて頂ければ分かるのですが、Synth1には「LFO」という項目がありますが、EMX-1には見当たりません。その代わりに、EMX-1では「Modulation」という項目があり、Synth1には見当たらないといった形になっています。

このことから「LFO=Modulation」となりそうな感じですが、LFOとは何なのでしょうか。



LFOとは何か

 LFOは「Low Frequency Oscillator」の略で「ロー・フリケンシー・オシレーター」と読むことが出来ます。日本語に訳すなら「低い周波数のオシレーター」となります。

「オシレーターって基本の音色を決めるんじゃないの?なんか波形もあるっぽいし、何が違うの?・・っていうかモジュレーションの話じゃないの?」という感じで何だかか混乱してしまいそうですが、この疑問がそのまま正解となってしまうのが「LFO」です。

ざっくり言ってしまえば『オシレーターの周波数の中で、モジュレーションできる(揺らぎを与えることができる)部分』が「LFO」です。

これ以上説明してしまうと逆に分からなくなりそうな感じがしますが、LFOとは何かを羅列するとこんな感じになります。

・LFOとは、オシレーターの「領域の一部(低い周波数の部分)」である
・LFOとは、オシレーターの一部であるが、オシレーターとは役割が違う
・何が違うのかというと、オシレーターは音色を決める部分であり、LFOとは、モジュレーションの影響を受ける部分である




EMX-1においてはざっくりと「LFO≒Modulation」と思ってよいのではないでしょうか。あまり気にせずに、具体的ないじり方を考えた方が有意義かもしれません。
 

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