EMX-1を使ったシンセサイザー知識(絶対に知識が必要?)

以下がKORG公式サイトから、EMX-1の「売り文句的な」文章の転載です。読み飛ばしていただいて構いません。



LECTRIBE・MXの音源システムには、MMT(Multiple Modeling Technology)を採用。MMTは、コルグのDSP音源技術のノウハウを注ぎ込んだ、シンプルな操作性で幅広い音色のバリエーションを生み出すことで定評のある音源システムです。

オシレータ部には、Waveform、Sync、Cross Mod、Ring Modなどアナログ・シンセサイザーに代表される音源のモデリングはもちろんのこと、ピッチを変更することで1音鳴らすだけでコードの響きを展開させることのできるChord、最大6基分のオシレータのピッチをずらし、厚みのあるサウンドを作るUnison、2基のオシレータをミックスさせた後に変調させることで複雑な波形を生み出すWaveshapeなど、16タイプから選択できます。

また、フィルター、モジュレーションなどの各セクションの厳選された各パラメータは、音色変化の幅、スピード、サウンド・クオリティにおいて高い評価を得ています。オシレータで生成された音を劇的に変化させる4つのマルチ・モード・フィルターに加え、アナログ独特の“ひずみ”感を生み出す「ドライブ」により、キレのよい迫力あるアナログ・シンセ・サウンドを生み出します。ピーキングが可能な“BPF+(バンド・パス・フィルター・プラス)”や、LFO/EGなどのモジュレーションと組み合わせれば、よりマニアックな音作りにも対応。

さらに音源にはPCMも搭載。キックやスネアなど強烈なビートをはじめ、即戦力のリズムとなる207種のドラムPCM、76種のシンセPCMを内蔵


最初は全く意味が分からなかったのですが、今は雰囲気くらいは分かるようになりました。




アナログシンセとPCM音源の違い

結論から言えば、アナログシンセサイザーは最初から音を作る必要があるものです。基本となる音の波形(※オシレーター)を自分で加工して変化させて行きます。所謂「シンセっぽい音」というのはアナログシンセサイザーで作られている場合が多いです。

対してPCMは「録音された音」です。既に記録されたものであるためいじれる範囲がとても狭いです。とはいえ、これは逆に言えば『誰がどう使ってもそれなりの音になる』と言い換えることもできます。

つまるところ、EMX-1は『ある程度のクオリティのある音が、結構な数(207種のドラム、76種のシンセ)で入っていますので、シンセサイザーの知識がなくても音作りには困りませんよ、誰にでも簡単に使えますよ』ということになっているようです。


そんなわけでEMX-1を使う上で「シンセサイザーの知識は必要なのか」と問われますと、絶対に必要とも言えない部分もあります。勿論あった方が良いに決まってますがPCMだけで作ることも不可能ではありません。
 

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