名前の通り『フィルター』ですので、何かを削る部分です。では、具体的に何を削る部分なのかといいますと『音の周波数』を削る部分です。周波数の高い部分を削れば「低い音」になり、低い部分を削れば「高い音」になります。このあたりは比較的分かりやすい部分だと思います。
EMX-1のフィルターの種類について
EMX-1においてはフィルターの一番下にある「TYPE」がそれに当たります。このボタンでフィルターの種類を「LPF」「HPF」「BPF」「BPF+」の中から選ぶことになります。これもシンセサイザー全般の共通事項です。
具体的にそれぞれのフィルターを説明すると以下のようになります。
・LPFは高音域をカットし、「ロー」を「パス」するフィルター
・HPFは低温域をカットし、「ハイ」を「パス」するフィルター
・BPFは特定の周波数を選んで出力するフィルター
この三つがフィルターの代表です。本格的なシンセサイザーですと、周波数をより厳密に選んでカットするということもできるようですが、EMX-1ではできません。BPF+はシンセによって有ったり無かったりするようですので飛ばします。
フィルターに関してはこの三つ・・といいますか、とりあえずはLPFだけ覚えておけば大丈夫のようです。多くの教本にも書いてありますが、LPF以外は使わないことがほとんどです。実際にいじってみると分かりますが、LPFが使っていて一番感覚にしっくりきます。とても使い勝手がいいフィルターです。
ここでは「フィルターとは『音の一部を削りとるもの』であり、『LPF』というフィルターが一番使いやすいフィルターである」ということだけ覚えておけば大丈夫だと思います。
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