Patternsモードについて
右側の"Patterns"を押すとトラック全体のシーケンスを確認することが出来ます。
Circuitは各トラック毎に8個のボックスがあり、これが小節(レングス)の長さになっています。つまりCircuitは最大で128ステップ(8×16)のパターンを作ることが出来るわけですね。

Circuitでは各トラックに対して8個のスロットが半独立して存在しているため『スロット3だけずっとループさせる』『スロット5→スロット6の2スロットをループさせる』といったことが出来ます。
スロット1のパターンをループさせる場合は単純にそのボタンを押せばループします。スロット1からスロット4までのパターンをループさせる場合はスロット1を押しながらスロット4を押せばOKです。
しかしながら不規則な任意のパターンをループさせることはできません。例えばですが、『スロット1→スロット5→スロット2といった流れをループさせる』といったことは不可能です。
連続した流れを作る場合は数字も連続している必要があるということですね。もしこの流れを作りたいのであれば、手動でポチポチと押していかなければいけません。
また、スロット6→スロット5→スロット4といった逆方向への流れを作ることも出来ません。この場合も手動で押していくことになります。
Mixerモードについて
"Patterns"の下にあるボタンを押せばミキサーモードになります。

また、Mixerモードの場合はノブをボリュームとして使うことができます。対応するノブがグリットパッドと同じ色で点灯しています。

この辺りについては若干慣れが必要ではないかと思える部分です。
まだ試行錯誤で触っている状態ですが、任意の小節だけをミュートするといったことはできないようです。
理想的としてはマクロノブがもう8個あって独立していると最高だったと思うのですが、この値段の機材では難しいでしょうね…。
例外的に、有志で作成されたMIDIテンプレート(?)のようなものがあり、それとLaunch Control XLを組み合わせることでそれっぽいことが可能なようです。
何もかもイングリッシュ…英語圏に産まれた人がうらやましい…。
FX(エフェクト)モードについて
こちらもミキサー同様にボタンひとつで呼び出すことが可能です。理想的としてはマクロノブがもう8個あって独立していると最高だったと思うのですが、この値段の機材では難しいでしょうね…。
例外的に、有志で作成されたMIDIテンプレート(?)のようなものがあり、それとLaunch Control XLを組み合わせることでそれっぽいことが可能なようです。
・Lightfinger's Novation Launch Control XL Circuit Super Template Demo
https://www.youtube.com/watch?v=xHVmuToA8g8
何もかもイングリッシュ…英語圏に産まれた人がうらやましい…。
…と、それはさておきエフェクトです。書くまでもないと思いますが"Mixer"の下からアクセスできます。

Circuitに搭載されているエフェクトはディレイとリバーブの二種類です。
FXモードに入ると上部がサーモンピンク色、下部が薄いグリーン色のようなグリットに変化するのですが、上部がディレイで下部がリバーブのパラメーターになっています。

Circuitはエフェクトのパラメーターが既に固定されており、グリットからそのパラメーターを選んでいくという仕組みになっています。数字としてのパラメーターは出てきません。
また、Circuitではトラック毎に別の設定を使うといったことも出来ません。シンセ・ドラム関係なくひとつの設定を共有して使う構造です。
各トラックへのアサイン量(ドライorウェット)は上部のノブで行います。

基本的にはボリュームと同じですが、マクロコントロールにはディレイ・リバーブの「片方」しか表示されません(ノブが8個しかないのでどうしようもないですけども)。
アサイン量についてはノブの光量で確認します。アサイン量を増やせばより光量が強くなるという感覚的な操作です。書くまでも無く、ノブが消灯している場合はドライです。
ディレイパラメーターとリバーブパラメーターの切り替えはパッドを選択して行います。この時に前とは違うパッドを叩くと設定も変わってしまうので微妙に注意が必要かもしれません。
また、左下のパッドからエフェクトの一括ON/OFFが可能になっています。

言葉で説明するのが難しいのですが、このON/OFFはエフェクトの大本に対するON/OFFです。OFFにすれば設定がリセットされるようなことはありません。
このON/OFFが表示されない場合はファームウェアをアップデートしましょう。初期のファームウェアでは未搭載の機能です。
エフェクトの各パラメーターについては実際に触って耳で確認した方が早いと思います。触って遊んでいるうちに何となく分かってきますし、具体的に押えない方が面白いトラックが出来たりすることも多いです。
前回→Novation 「Circuit」の使い方(2) プリセットデータを覗いてみよう!
次回→Novation 「Circuit」の使い方(4) ドラムトラックの打ち込み
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