前回は「ComponentsからCircuitへのデータ移行」について書きましたが、今回はこの逆の作業である「CircuitからComponentsへのデータ移行」についての内容です。
『そもそもComponentsって何ですか?』という方は前回を参照してくださいませませ。
CircuitからComponentsへのデータ移行
ではCircuit内で作成したデータをComponentsへ移行させる…まぁ平たく言えばバックアップするやり方について書いていきましょう。まずは下準備ですね。前回と同じようにComponentsの起動させてCircuitをスタンバイモードにさせます。
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その状態で改めてComponentsのセッションページ(※サンプル・パッチでも良いのですが今回はとりあえずセッションを使います)を見ると「Get from Circuit」が選択できるようになっていることが確認できます。
Circuitのデータを移行させるためにはこの「Get from Circuit」を使うやり方と、下に並んでいる「Backup Circuit」を使うやり方があります。
どっちを使っても機能としては変わりませんが、せっかくアイコンが付いていてかわいいのでここでは「Backup Circuit」を使っていくことにします。
バックアップをする前にページを白紙にしておきましょうか。やる必要がある作業ではありませんが、このままだとレイアウトとしての変化が分かりにくいので…。
「Clear grid」でページからグリッドが消えます。
きれいになったところでバックアップの開始です、「Backup Circuit」をクリックしましょう。
いつも通り『ページがリセットされるけど大丈夫?』的な警告がでますが気にせずに続行です。Yesを選択してデータを送りましょう。
読み込み画面です。思いのほか時間がかかります。
ちなみにデータの読み込み速度は基本的に「パッチ>セッション>サンプル」の順番です。Circuitのサンプルは実際の音楽データを利用しているので結構時間がかかります。
読み込みが完了するとCircuitに保存しておいたシーケンスデータがComponentsへ移動してページが変化します。
Circuit内のシーケンスデータが反映されていることが確認できるはずです。
とはいえ、この段階ではまだ『CircuitからComponentsに送っただけ』なのできちんと保存されているわけではありません。
データとして保存する場合は下にある「Save as」か「Download」を選択します「Save as」の場合はクラウドに保存する形式ですね。「Download」はPCにローカルデータとしてダウンロードすることで保存します。
・クラウドに保存する場合
クラウドに保存する場合は「Save as」です。クリックすると以下のような画面が出てきます。説明するまでもなく名前の入力です。
テキトウにTEST Packとでもしておきましょう。「Done」を選んで保存します。
セーブ中の画面が消えたら保存完了です。
ではきちんと保存されているか確認しておきましょう。前回と同じように「Load from pack」を選択すると…
OK!Userの項目に保存されていることが確認できました。
・PCに保存する場合
ローカルデータとしてPCに直接保存する場合は「Download」を選びます。「Download」ではセッションデータのみの状態かパックとしてまとめてダウンロードするのかを選択できるようになっています。地味ながらも便利な部分です。
ダウンロード画面はごく普通にブラウザからファイル落とす場合と変わりません。
補足として書いておきますと、作成したデータはこのようなローカルな手法ではなくクラウドに保存した方がずっと便利です。
保存したデータの編集と管理
家に帰るまでが遠足です。何事も作りっぱなしにするわけにはいきませんのでデータを管理まできちんと理解しておきましょう。Components内に保存したユーザーデータは画面右上にある「Brower」で一括管理されています。
一目瞭然のレイアウトなので説明する必要もありませんね。
クラウドに保存したユーザーデータはここから名前を変えたり消去できるようになっています。PCにローカル保存したpackデータについても右下にある「Open pack」からComponentsに読み込ませることが可能です。
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