Ableton Liveがクラッシュする場合の対処法

Ableton Liveのクラッシュが起きる原因は(個人的経験だと)多くの場合でインストールした他メーカーのVSTプラグインにあります。
 
『Ableton Live付属のインストゥルメントだけを使用していてクラッシュが起きた』という場合は1度もありません。おそらくですが、こういう現象に遭遇された方もいないのではないでしょうか。

そのようなわけで、クラッシュを避けることを最優先する場合は『Ableton Live付属のインストゥルメントだけを使う』が正攻法なのですが、実際には中々そういった選択はできません。他メーカーのVSTプラグインを避けることは不可能でしょう。

…というわけで解決方法です。Ableton Liveがクラッシュする場合は、インストールしたVSTプラグイン・フォルダの置き場所をCドライブ直下に変更してください

『たったそれだけ?』と思われる方もいると思いますが、たったこれだけです。WINDOWSしか持っていないのでMACではよく分かりませんが、ソフトウェアそのものに差があるとは思えないので何かしらの効果はあるはずです。

VSTプラグインフォルダはWINデフォルトだとProgramFilesの中のよく分からないフォルダに入っていると思います。これをCドライブ直下に移動させ、Ableton Liveの環境設定から再度スキャンをかければ終了です。


この作業をするだけでクラッシュが発生する確率を大幅に下げることができる…はずです、たぶん。

Ableton Liveはこういったルート・ディレクトリに対してセンシティブなDAWソフトのようです。個人的環境だと、USBフラッシュメモリや起動とは無関係なHDDを引っこ抜いた場合でもごく稀にクラッシュが起きたりします。

VSTプラグインフォルダの場所変更以外で可能な対策は以下のようなものが考えられます。

・作業中にストレージを増やしたり減らしたりしない
・使用するストレージを統一する(※Omnisphereのような膨大なデータ量が発生するシンセであってもCドライブに保存する)
・長時間での制作作業を行わない(※寝る場合等は面倒でもPCをシャットダウン)
・ウイルスソフトをOFFにする
・everything等のファイル検索ソフトをOFF
・オーディオインターフェイスがUSBバスパワーの場合はACアダプタから電源供給されているUSBハブに変更する(※amazonで2000円くらい)
 
スペックの高いPCに乗り換えるのも確実な対策のひとつですね。

ちなみにですが、個人的経験だとNative Instruments製品はAbleton Liveとの相性が良いのかクラッシュすることがほとんどありません。
 
といってもFM8とMASSIVEしか持っていないので他は分かりませんけれども。ついにコンプリートに手を出す日が…。
 

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