デバイスとは音を構成する"全ての"要素
マニュアルにも頻繁に登場する「○○デバイス」という言葉ですが、Ableton liveにおいてデバイスとは「音を構成する全ての要素」のことです。デバイスと付くと何だか難しそうな感じがしますが実際には気にしなくて大丈夫です。エフェクトデバイスの場合は要するにエフェクトですし、オーディオデバイスの場合はオーディオです。深く考える必要は一切ありません。
ざっくりと言ってしまえばデバイスは「音源」か「エフェクト」のどちらかとなります。ブラウザにも幾つかの項目がありますが、これらも基本的にはこの2つに集約されています。
「Analog」という音源に「エコライザー」「ディレイ」「リミッター」が並んでいますが、この並び方は音源にとっては大変重要です。何故かというと、音は左から右に流れて行くからです。
先ほどのデバイスの並びを一部変更してみました。「エコライザー」と「ディレイ」の位置が入れ変わっています。こちらはB音源とすることにします。
では、A音源とB音源はどう違うのでしょうか。
デバイスは左から右に流れます。このため、A音源は「まずエコライザーを通って低音が切られ、次にディレイが掛ると」いう設定となります(最後にリミッター)。つまり"低音を切った音をディレイさせる"というわけですね。
B音源はエコライザーとディレイの位置が入れ変わっていました。このため、B音源は"ディレイさせた音の低音を切る"ということになります。
この違いは実際のパフォーマンスやエフェクトの設定に大きく影響します。とても基本的な内容ですがしっかりと押さえておきましょう。
上の例のB音源のエフェクト部分をラックにしてみました(※オーディオエフェクトラックを作成したともいえます)。エフェクト同士がしっかりとくっ付いているのが分かりますね。
音の再生としては以前のものと変わりませんが、このようグループ化すると「マクロコントロール」が使用可能になりますのでより効率の良いコントロールが行えるようになります。
マクロコントロールはパフォーマンスにおいて非常に有効なツールになります。やや複雑な仕組みですが、デバイスの作りを理解しておけば対応するのは難しくありません。これについては次回で解説しています。
・Ableton liveのデバイスの作りを学ぶ(詳細)
https://furamika.blogspot.jp/2016/07/ableton-live_81.html
ざっくりと言ってしまえばデバイスは「音源」か「エフェクト」のどちらかとなります。ブラウザにも幾つかの項目がありますが、これらも基本的にはこの2つに集約されています。
デバイスの基本的なルール
結局のところ音源とエフェクトの組み合わせの話となる訳ですが、ここには幾つかのルールが存在します。難しいものではないのでさらっと目を通しておきましょう。一度見えれば頭に入る内容です。・デバイスは左から右に流れる
仮に下図のようなデバイスの組み合わせを作ったとします。これをA音源とします。
「Analog」という音源に「エコライザー」「ディレイ」「リミッター」が並んでいますが、この並び方は音源にとっては大変重要です。何故かというと、音は左から右に流れて行くからです。
先ほどのデバイスの並びを一部変更してみました。「エコライザー」と「ディレイ」の位置が入れ変わっています。こちらはB音源とすることにします。
では、A音源とB音源はどう違うのでしょうか。
デバイスは左から右に流れます。このため、A音源は「まずエコライザーを通って低音が切られ、次にディレイが掛ると」いう設定となります(最後にリミッター)。つまり"低音を切った音をディレイさせる"というわけですね。
B音源はエコライザーとディレイの位置が入れ変わっていました。このため、B音源は"ディレイさせた音の低音を切る"ということになります。
この違いは実際のパフォーマンスやエフェクトの設定に大きく影響します。とても基本的な内容ですがしっかりと押さえておきましょう。
・MIDIエフェクトはデバイスの最初に来る
MIDIエフェクトはその性質上、デバイスの最初の方に来るようになっています。どのタイミングでデバイスを追加しても、音源の後ろ(右側)に来ることはありません。・エフェクトデバイスは複合化(ラック化)することが出来る
エフェクトデバイスは複合化することができます。オーディオエフェクトを複合化した場合はオーディオエフェクトラックとなり、MIDIエフェクトを複合化した場合はMIDIエフェクトラックとなります。上の例のB音源のエフェクト部分をラックにしてみました(※オーディオエフェクトラックを作成したともいえます)。エフェクト同士がしっかりとくっ付いているのが分かりますね。
音の再生としては以前のものと変わりませんが、このようグループ化すると「マクロコントロール」が使用可能になりますのでより効率の良いコントロールが行えるようになります。
マクロコントロールはパフォーマンスにおいて非常に有効なツールになります。やや複雑な仕組みですが、デバイスの作りを理解しておけば対応するのは難しくありません。これについては次回で解説しています。
・Ableton liveのデバイスの作りを学ぶ(詳細)
https://furamika.blogspot.jp/2016/07/ableton-live_81.html
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