APC40のマクロコントロールから外部VST音源を操作する

Liveのプリセット音源やエフェクトをMIDIコントローラーを使ってマクロコントールから操作することは当然ですが、追加した他メーカーのVST音源も操作することが可能です。

この方法では『プリセットファイルを保存しておける』ため、一度ファイルを作ってしまえば後が非常に楽になります。新しく音源展開するたびにいちいちMIDIコントローラの設定をしなくて済むという素敵な機能です。

大部分のVSTは問題ないと思いますが、特殊なVSTでは無理かもしれません(※MASHINEのVSTでは出来ませんでした。VSTの中でさらにVSTを展開しているから?)。


APC40のマクロコントロールからVSTプラグインを操作する

VSTとしてNIの「MASSIVE」を使ってみることにします。


上図がMASSIVEの基本画面です。この画面だと分かりにくいので表示を切り替えます。


ブラウザービューに切り替えるとシンプルになって分かりやすいです。都合のいいことにノブ数も8個でAPC40と同じですので迷う必要がありません。このノブにマクロコントロールを設定していきます。


MASSIVEを展開しているデバイスからをパラメーターを展開します。下向きの三角形が右向きになります。


この状態で、マウスを使ってMASSIVE上のマクロコントロール1のノブをいじってみます。


そうするとMASSIVEの信号がLiveに認識され、左下のボックスに「MACRO1」というパラメーターが出てきます。


後はボックスから選択すれば、パネルにフェーダーが出てくるという流れになっています。もしくは、「Configure」を選択した状態(※パネルが緑色になります)でMASSIVEのパラメーターをクリックしても大丈夫です。こちらの方が分かりやすいかもしれませんね。


ここからは通常のマクロコントールの設定と同じです。デバイスを『ラック』にするためにグループ化を行います。デバイス名を右クリックしてグループにします。



マウスを使ってマクロにアサインすれば終了です。これでAPC40等の外部コントローラーからMASSIVEのマクロコントロールが操作できるようになります。


8個全部のノブをアサインすればこんな感じですね。


折角なので作ったデバイスを保存します。フロッピーディスクのマークからデバイスの保存を行います。


User Libraryに自動保存されます。

多用しそうなので、階層の一番上に「MIDIコントロール」というフォルダを作って、「MASSIVE 8MACRO」というファイル名を付けてみました。ファイルの移動も名前変更も自由に行えます(※バグが怖いのでデバイス名は英語入力の方がいいかもしれません)。

以上で全ての設定は終了です。使用する場合は「MASSIVE 8MACRO」をトラックにドラックアンドドロップするだけで、マクロコントールがMIDIマッピングされたトラックが展開されるようになっています。
 

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